【スタートアップインタビュー】 2023.7.7

「KOIL STARTUP PROGRAM 2023」参加スタートアップが決定!

柏の葉の新産業創造を牽引するスタートアップの成長支援を目的とした「KOIL STARTUP PROGRAM 2023」では、技術を活用した事業を推進する技術系スタートアップを広く募集し、多数の応募の中から、この度4社のスタートアップの参加が決定しました。
今回は、プログラム参加前の4社の意気込みをご紹介します!


株式会社Theta Therapeutics

株式会社Theta Therapeutics

事業概要

弊社は男女ともに5年相対生存率が低い難治性膵臓がんの根治を目標とした環状中分子製剤の創薬事業を行います。現在は候補製剤の研究室レベルでの概念実証を進めつつ、顧客のニーズの把握や事業の画策をしております。

代表取締役 立原 義宏氏

Q1.事業のビジョンを教えてください

ビジョンは「環状中分子を形変えることなく標的へ届ける」エコシステムの実現です。薬効を有する環状中分子は次世代の医薬品として注目を浴びているものの、人体への副作用が報告されており、臨床開発を中止している課題がございます。そこで私たちは環状に特化した製剤化開発で、いかなる環状中分子でも標的へ送達し、様々な疾患への治療法の提案をしていきます。

Q2.プログラムに期待することはなんですか?

今回のプログラムに参加し、講義やメンタリングを通して、事業の確立、計画と戦略の解像度を高められたらと期待しております。事業の元となる大学院の1研究室で構築した研究成果は、果たして顧客となり得る製薬会社、病院関係者へのニーズに合うのか、そして社会に通用する創薬事業として展開できるのかを皆様のご指導や深い知見をお借りして仮説検証しつつ、事業の方向性を確立していきたいと思います。

Q3.プログラム後はどうなっていたいですか?

プログラム終了後までには顧客のニーズに沿った解像度の高い事業計画の策定完了を第一目標としております。その後の1-2年以内は研究成果も取りつつ、TEP、柏の葉スマートシティ、三井不動産や周囲の官公民とのコネクションを介してチーム組成を行い、シード期として1-2億円規模の資金調達の完了を第二目標として達成できればと考えております。


株式会社エドギフト

株式会社エドギフト

事業概要

夢中に遊びながら指先から頭までフル活用する「組み立ておもちゃテグミー」の開発・販売、またものづくりやアントレプレナーシップを学ぶ教育プログラムの開発・運営、その他子どもに関するサービスの開発を行っている。

代表取締役 越川 光氏

Q1.事業のビジョンを教えてください

生まれた環境や特別なニーズの有無に関係なく、子どもたちの可能性を追求することで、本人やその周りにも笑顔を増やし、すべての才能が社会にアプローチできる世界を実現する。その世界を実現することで世の中はより創造的に面白く、より鮮やかになる。

Q2.プログラムに期待することはなんですか?

経営面の支援、技術的な支援、自治体との連携等、多角的な視点による事業の再構築やブラッシュアップを行えることを期待しています。また「公・民・学」が集う場所であるということから、その場にいる方々との出会いも大切にしたいと考えています。

Q3.プログラム後はどうなっていたいですか?

事業の軸をより明確にして、次の行動まで細分化している状態にしたいと考えています。また、実証実験やプロトタイプの開発を行いながら事業の確度を高めていき、プログラム後には勢いよくスタートできる準備を進めていきます。


株式会社MamaWell

株式会社MamaWell

事業概要

妊娠・出産の専門家である助産師が、貸与したウェアラブルデバイスと自社開発したアプリのデータに基づき、オンライン上で母子の健康を伴走サポート(健康モニタリング・運動支援・定期面談)する事業を行っています。

代表取締役 関 まりか氏

Q1.事業のビジョンを教えてください

弊社は、「女性がより健やかで快適に暮らせる社会を実現する」をビジョンに掲げ、「女性の生涯における健康をエビデンスに基づいてサポートする」をミッションに掲げています。

Q2.プログラムに期待することはなんですか?

代表の関は、在籍大学のアントレプレナーシップ教育プログラムを受けただけで起業しています。次のフェーズに進む前に、ビジネスプランを見直し確立して、成長を加速したいと考えています。

Q3.プログラム後はどうなっていたいですか?

プログラム後には、確固たるビジネスモデルを確立し、人脈の拡大を通じて事業を成長させ、事業を軌道に乗せ、地域創生に貢献していきたいと考えています。


ホシュー株式会社

ホシュー株式会社

事業概要

フィールドエンジニアの業務負荷を軽減するアプリを提供しています。AR技術を活用したビデオ通話により、遠隔から齟齬のない指示出しができます。また通話の自動記録や文字起こし機能により煩わしいレポート作成にも役立てられます。

取締役 高木 一郎氏

Q1.事業のビジョンを教えてください

「メンテ・保守業務のコミュニケーションを簡単に、課題解決を楽しくする」 我々のアプリケーションは、フィールドエンジニアとカスタマーサポートの課題解決速度と生産性、そしてチームワークを高め、世界中の誰もが距離や情報格差無く、安定的で質の高いフィールドエンジニアリングサービスを提供できる環境を創り出します。

Q2.プログラムに期待することはなんですか?

日々自社プロダクトの事を考え続けている中で、知らず知らずの内に思考の偏りや都合の良い情報しか取得していない恐れがあるため、第三者の視点からの気づきや広がりを期待したいと考えています。

Q3.プログラム後はどうなっていたいですか?

事業の解像度が高まり、プロダクトの磨きこみ速度や営業戦略の精度が高まっている状態になっていたいです。


KOIL STARTUP PROGRAMについて

「KOIL STARTUP PROGRAM」は、柏の葉スマートシティにあるイノベーション拠点KOILにおいて、2022年より始動したスタートアップ支援プログラムです。新産業創造を牽引するスタートアップの成長支援を目的に、KOILの無料利用、ビジネスプラン作成セミナーや個別メンタリングをパッケージ化したプログラムを用意しています。

第2回目の開催となる本年は、スタートアップ支援を本格化する柏市が共催として参画。本プログラムのアルムナイを含めた柏の葉に集まるスタートアップコミュニティでの交流機会なども企画しています。

本プログラムを通し、柏の葉スマートシティにおけるスタートアップの集積と事業成長、さらにはスタートアップ・コミュニティの醸成を促進し、柏の葉スマートシティにおける新産業創造をより一層加速していきます。

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