スタートアップ事業成長プログラム「KOIL STARTUP PROGRAM 2025」参加企業募集!(応募〆切5/26)

2025年度プログラム募集がスタート
柏の葉スマートシティを進化・深化させる共創6テーマで事業化を目指す「KOIL STARTUP PROGRAM 2025」の参加企業を募集します。脱炭素・エネルギー、防災、移動・交通、ライフサイエンス、ヘルスケア、スポーツ・エンタメなど、地域の暮らしや社会課題と密接に関わるスタートアップを支援します。
2025年4月21日~5月26日の期間で、スタートアップ事業成長プログラム「KOIL STARTUP PROGRAM 2025」の参加企業を募集します。
応募後、選考を通過したスタートアップには、KOILパークの1年間無料利用、ビジネスプラン作成セミナーの受講、およそ4か月に渡る個別メンタリングのプログラムを無料提供します。
また今年から"街で試しやすく、実証・検証に落とせる事業"をベースとしたスタートアップを中心に募集することとなりました。
地域の暮らしや社会課題と密接に関わり、柏の葉スマートシティの実証フィールドを十分に活用できるプロダクト・サービスを下記6つの重点テーマとして位置付け、イノベーションや事業創出を後押しします。
重点テーマ
下記、6つのテーマのうちいずれかの事業に取り組まれている企業を対象とします。

脱炭素・エネルギー
省エネ・創エネ・蓄エネやエネルギーマネジメント、カーボンニュートラルに貢献する技術・サービスを募集。柏の葉スマートシティの街全体をフィールドに、新たなエネルギーソリューションの実証に挑戦できる環境が整っています。
【例】
- 地域でエネルギーを生み・分け合う都市型シェアリングサービス
- 生活に溶け込む新しいEVインフラの開発と普及モデル など

防災
都市のレジリエンス強化に向け、災害予測・防災インフラ・避難支援システム・共助促進などの革新的技術・サービス。
【例】
- 街が災害時の安心拠点になるサービス
- 住民主体でつながる、災害対応力を高めるコミュニティプラットフォーム など

移動・交通
スマートモビリティの実装に向け、自動運転、MaaS、パーソナルモビリティなどの技術・サービス。
【例】
- 誰もが自由に移動できるモビリティ体験
- 街と店舗を結ぶ交通ネットワーク など

ライフサイエンス
柏の葉の先端医療機関や研究施設との連携を見据え、がん・難病治療、創薬、医療機器開発などに取り組むサービス。
【例】
- 日常生活のなかで気軽に健康チェックができる仕組み
- 個々に最適化されたヘルスケア・パーソナライゼーション技術の実装 など

ヘルスケア・健康
予防医療、ウェルビーイング、介護・福祉の領域で、住民の健康増進に貢献する技術・サービスを募集。柏の葉スマートシティが推進するスマートヘルスの取り組みと連携し、新たなヘルスケアソリューションの可能性を探ります。
【例】
- 生活に沿った健康行動促進プログラム
- 地域全体で取り組む未病・フレイル予防サービス など

スポーツ・エンタメ
スポーツテック、XR・メタバース、次世代エンタメ体験などの分野で新たな価値を生み出す技術・サービスを募集。街と連携した実証環境を活かし、スポーツ・エンタメの未来を切り拓く挑戦を支援します。
【例】
- 日常空間が特別な体験になる都市型スポーツイベント
- デジタルとリアルが融合した新感覚エンターテインメントサービス など
※上記以外のテーマも募集を受け付けております。
KOIL STARTUP PROGRAM 2025のポイント
1. KOILのコワーキングスペース1年間無料利用
期間 | 2025年6月~2026年6月末 |
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人数 | 選考通過企業に対して各社3名まで(※人数追加の場合は別途有料で対応可) |
内容 | KOIL「使い放題プラン」(毎日9:00~23:00)の適用 |
2. TEPビジネスプラン作成セミナーの受講
期間 | 2025年6月28日(土)、29日(日)、7月12日(土)、19日(土)の4日間 |
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内容 | 本セミナーはTEPが主催するもので、本プログラム選考企業以外の参加者も加わります。全日程参加必須となります。 詳細はTEPウェブサイトをご覧ください。(TEP ビジネスプラン作成セミナー詳細) |
3. 専任メンターによる個別メンタリング
期間 | 2025年7月20日~10月31日 |
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内容 | (2)のセミナーで作成したビジネスプランの骨子や、その後の事業推進に関する多角的なメンタリングを1on1で実施します。 |
4. 柏の葉スマートシティにおける実証プロジェクト相談
内容 | 「イノベーションフィールド柏の葉」や「KOIL MOBILITY FIELD」を活用した各企業の実証プロジェクトのご相談に応じます。 |
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5. 柏の葉に集まるスタートアップコミュニティとの交流機会
内容 | 本プログラムのアルムナイや、柏市を拠点に活躍するスタートアップ企業など様々なスタートアップとの交流の場に参加いただけます。 |
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6. 法務・資本政策特別講座
開催日 | 2025年9月頃 中間報告会後 |
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内容 | 「スタートアップ契約書の注意点」「資本政策・資金調達のポイント」など専門家がレクチャー |
事前説明会の開催
今年度より新たに、「事前説明会」を開催いたします。
日時 | 2025年5月8日(木)17:00~18:00 |
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開催方法 | オンライン(Zoom) |
応募締切 | 2025年5月7日(水) |
概要 |
本説明会では、KOIL STARTUP PROGRAM 2025の概要はもちろん、柏の葉スマートシティでの実証プロジェクトの具体的な内容、過去の採択企業の成功事例、選考時の重要ポイントを詳しくお伝えします。また、応募書類の作成やビジネスプランのブラッシュアップに役立つ情報も盛り込んでいます。 本プログラムにご関心をお持ちのスタートアップ企業の皆様は、ぜひお早めの事前登録をお勧めいたします。 |
申込 |
事前説明会に参加を希望される方は以下フォームよりご応募ください。 ※応募締め切り:2025年5月7日(水) 必着 ※本プロジェクトの企画運営を実施しているTEPが管理する外部フォームに遷移します。 |
スケジュール
4月21日 | 本エントリー・事前説明会受付開始 |
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5月8日 17:00~ |
事前説明会開催 ※本エントリーとは別で事前エントリーフォームへのお申し込みが必要となります。 ※説明会後に受付を済ませた方者向けにアーカイブ動画を配信予定です。 |
5月26日 | 公募締切 |
5月27日~6月6日 |
書類選考・オンライン面談 ※書類選考を通過した企業は、オンライン面談への参加が必須となります。 応募時に予めご予定いただくようにお願いいたします。 |
6月11日 |
採択企業決定・KOILのコワーキングスペース1年間無料利用開始 ※KOILはプログラム後も2026年6月末まで利用可 |
6月末 | 参加企業オリエンテーション |
2025年6月28日,29日, 7月12日,19日 |
プログラム期間「TEPビジネスプラン作成セミナー」 |
7月19日 ~ 10月31日 | TEPメンターによる個別メンタリング |
9月上旬 |
中間報告会 スタートアップ特別講座 ・「スタートアップの契約書の注意点」 ・「資本政策と資金調達のポイント」開催 |
10月末 | 最終DEMO DAY |
※中間報告会・最終DEMO DAYの日程は採択企業のスケジュールに可能な限り合わせて調整予定です。
※TEPビジネスプラン作成セミナーは一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)が主催するもので、「KOIL STARTUP PROGRAM」選考企業以外の参加者も加わります。
※TEPビジネスプラン作成セミナー詳細はTEPウェブサイトをご覧ください。
応募について
応募方法 |
下記サイト内申し込みページからお申込みください。 なお、事業説明資料の提出が必須となります(最大20ページ) KOIL STARTUP PROGRAM お申し込みページ |
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応募締切 |
2025年5月26日(月) 必着 事務局側の受領時間で判断いたしますので、早めのご提出をお願いいたします。 |
重点テーマ |
以下の領域を特に重点テーマとして募集を行います。 ・脱炭素・エネルギー ・防災 ・移動・交通 ・医療・ライフサイエンス ・ヘルスケア・健康 ・スポーツ・エンタメ ※上記以外のテーマも募集を受け付けております。 |
応募資格 |
1.技術活用した事業を推進するスタートアップ ※基本的には法人。法人登記予定のある個人を含む 2.プログラムの全行程に参加できること ※全行程:現時点で日程が確定している6/28,29,7/12,19のTEPビジネスプラン作成セミナー、9月実施の中間報告会、および10月末開催予定の最終DEMO DAY ※法人登記前の場合は、その旨応募時にご記載ください。 |
選考基準 | 検討されているビジネスの市場性、競争優位性、実現性、三井不動産との親和性、プログラム参加に対する姿勢などを総合的に判断し決定します。 |
共催 | 三井不動産株式会社、柏市 |
企画運営 | 一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP) |
昨年度参加企業の声・実績

小型ロボットアームとオープンソースソフトを組み合わせた
工程自働化の提案をメインに生産性向上支援を行う
株式会社GRIPS 代表取締役 森田 康 氏
https://grips.co.jp
事業ストーリーの明確化と資金調達の機会創出
プログラム参加後、PMFに向けてお客様に対して構想を伝える機会が増えました。「自分たちはこういったものを研究・開発していて、事業化しようとしています」と伝えると、興味を持って耳を傾けてくださるお客様が思った以上に多いことに気づきました。
できあがってきた事業計画を説明したCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)のうち、2社から継続的に話をする機会をいただきました。
また、以前はビジネスコンテストに応募しても書類選考で落ちることが多かったのですが、事業計画の解像度が高まったことで、打率が上がってきたと感じています。スタートアップが陥りがちな債務超過の抜け出し方や、挑戦支援資本強化特別貸付(資本性ローン)の制度、補助金の使い方などについて教えていただいて、財務知識を身につけられたのも成果です。

介護施設で利用者が介護以外の付加価値を享受できる環境を構築する
株式会社emome 代表取締役 森山 穂貴 氏
https://emome.co.jp
会社のアイデンティティの明確化と組織体制の強化
「emomeが何の会社なのか」が定義できたことを、非常に大きな成果だと感じています。アイデンティティが定まったことで、会社として何を大事にすべきかが見えるようになりました。言葉にすると簡単に聞こえるかもしれませんが、大手企業ですら迷走してしまうこともある部分です。
そして、自分自身がオフィスにいる時間を半分に減らせたことです。具体的には、1日8時間いたのが4時間になりました。前はオフィスにいないのは申し訳ないことだと感じていたのですが、人に任せて離れることで、自分の立ち位置を1メンバーからオーナー寄りに変えることができました。自ら事業会社に営業に行く「トップ営業マン」から、「会社の未来のためにどのリソースを投下すべきかを考える仕事」に変えることができたのが大きな成果だと感じています。

実務で使えるAIシステムの実装と複雑すぎるITシステムのスリム化
Autonomic Intelligence株式会社 代表取締役社長 中島 義和 氏
https://sites.google.com/nakajimalab.org/autonomic-intelligence/
ビジョンの明確化と投資家へのアプローチ強化
KSPは経営の素人である私たちスタートアップにとって必要なものが余すところなく盛り込まれたプログラムだったので、「自分にはその観点がなかったな」「ここが抜けているな」と確認ができました。すべてを理解できたとは言えませんが、自分に足りないものが何であるか、勘所をつかむことができたのは大きな収穫でした。また、(本業が大学の教授なので)私は学会や大学の講義で話すことには慣れていますが、一般の方向けにプレゼンすることには慣れていません。ビジネスで何をどんなふうに話したらいいかわからずに悩んでいましたが、メンターの尾﨑さんにストーリーラインを組み立ててもらい、「このように説明すると伝わりやすい」とアドバイスをもらえたのが、本当にありがたかったです。
柏の葉スマートシティにおけるスタートアップ支援の取り組みについて
柏の葉キャンパス駅を中心とする柏の葉エリアでは、世界の未来像をつくる街「柏の葉スマートシティ」を目指しています。街づくりは、公・民・学の連携で「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3本柱で推進されており、三井不動産は共同運営者として携わっています。
2014年に「KOIL」の開設を皮切りに、コワーキングスペースやデジタルファブリケーション機器が揃う「KOILファクトリー」、コラボレーションを生み出すコミュニティや実証フィールド「イノベーションフィールド柏の葉」、開発途上のロボットやドローンなどのモビリティの開発をサポートするテストサーキット「KOIL MOBILITY FIELD」など、スタートアップが事業成長のためにPoCやPoB を実施するために必要な環境を整えてきました。
また、スタートアップの支援プログラムとして、本プログラム「KOIL Startup Program(KSP)」をはじめ、シード〜アーリー期のアジアのテック系スタートアップを対象とした国際的イノベーションアワード「アジア・アントレプレナーシップ・アワード(AEA)」やアーリー~ミドル期のスタートアップのCXOの招待制コミュニティ「Startup CXO Meeting 柏の葉」など、成長加速につながる取り組みを行っています。
一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)について
TX アントレプレナーパートナーズ(TEP)は、日本のトップレベルの技術をビジネス化し普及させることを目的とする技術系スタートアップの支援組織です。コア技術を持ち、そのビジネス化を目指す技術系スタートアップを中心に、起業・経営経験が豊富なエンジェル投資家、専門的アドバイスが可能なメンター、技術系スタートアップとの連携を望む大手企業らを会員とするほか、大学や研究機関、地域行政、そして海外の同様のスタートアップ・コミュニティにもネットワークを広げており、世界でも有数の技術系スタートアップのエコシステムを形成しています。
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